児童養護施設は子どもたちにとって生活の中心となる場所です。私たちは施設の健全な環境づくりに努力し児童の権利条約を遵守し、子どもたちが出来るだけ温かく心安まる雰囲気の中で、安心安全に生活できるようそのサービスに努め、子どもたちの生活の充実をはかるために人間関係、創造活動、日常生活技術等の学習が行えるよう、一人ひとりの計画を立て、個性豊かな育ちが期待できるよう力を注ぎます。
私たちは地域の皆さまに支えられ、常にその愛を背中に感じながら育つ子どもたちが大好きです。だから子どもたちがいつでもこの施設を憩いの場所と感じとってくれるよう、心を込めて夫々の年齢に応じた子育てに専念しています。
そのために施設職員は当法人管理規定を遵守し、特に懲戒権乱用禁止の精神を固く守り、虐待情報の交換発信に努めます。また守秘義務の精神の徹底は必須であり、個人情報の流出禁止の高揚に努めます。被虐待児の増加とその対策には、職員の資質向上が先決であり、その気力の充実を大切にし、幹部職員の働きに期待することが大なのです。近年の社会情勢は、人の命の尊厳が軽く見られがちですが、職員は日々の生活の中で徹底して子どもたちに命の尊厳を教えていかなければなりません。そのためには職員自身が日々の生活の中で他人を思いやる精神の徹底に努め、責任ある生活を送ることが大切なのです